どうも、一応創作が好きと言う設定の俺ですw
何かを作るのは好きだけど、周りから称賛されるかどうかはまた別の話!
今回は、怖い話を作っていきたいと思います。
と言っても短めの3種類のを作っていきます。
正直こういう小説とか書ける人ってすごいですよね。
想像は出来ても実際に形にするのって本当に難しい!
今日が初めてだから失敗しても多少は構わないとして…書いていきたいと思います!
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怖い話「逆さまリング」
俺は某国へ海外出張に行っている。
比較的治安のいい国だが4泊5日と長い期間のため、油断はできない。
今日は2日目の出張を終え、昨日も泊まったホテルへ戻ったところだ。
滞在期間中に泊まるホテルは「Reverse ring」ここら辺ではまあまあ高級なホテルみたいだ。
しかしこのホテルには数年に1度怪奇現象が起きるみたいだ。
今日取引先のお偉いさんから聞いた話だが…。
ホテルの一室から誰かが跡形もなく消えるみたいだ。
そして彼は「逆さまリングに気をつけろ」と助言をした。
逆さま…?リング…?のどこを気を付ければいいのか?
俺にはさっぱりわからなかった。
第一俺は独身の上アクセサリーは付けないタイプだからリングは持ってきていない。
その話を思い出して俺は不気味な気持ちになったが、明日も早い。
早速寝ることにした。
…夜中2時、俺は目が覚めた。
どうやら部屋のテレビが点いていたようだ。
テレビなんて触ってもないのだが…俺は気になってテレビを見ることにした。
映っているのは豪邸と十数人の老若男女だ。
こんな時間に大家族のコメディドラマか?
そう思ったのも束の間、テレビの真ん中下あたりが汚れていることに気づいた。
このまま見続けるのもな…と思った俺はテレビに触れて汚れを取ろうとした。
その瞬間、テレビに映っている若い男の手と俺の手が重なり…俺はそのまま意識を失った。
…俺は目が覚めた。
あれから何時間が経過しただろうか?
起きて周りを確かめてみると、そこは俺の泊まっていたホテルではなく…。
あの時テレビで見た大豪邸の一室だった…。
怖い話「壊れた黒電話」
「どうしよう…でんわおとしちゃった…」
私はおばあちゃんの家でいとこたちと遊んでいた。
家の中でみんなと鬼ごっこをしていたら、1番年下の子が電話線に足を引っかけて黒電話を落としてしまったのだ。
この時代には珍しい黒電話…おばあちゃんが大切に使っているので私が生まれてからもこの電話はずっと現役だ。
だからこの電話が壊れたとなるとおばあちゃんは相当悲しむだろう。
「でも…このでんわこわれてるのかな?」
「んー僕んちの電話はこわれたら画面がつかなくなったけど…
これはこわれてるか分からないよ」
「と、とりあえずさ、元に戻してみよ、ね?
こわれてたら明日おばあちゃんにあやまろ!」
「それがいいな、こわれていなかったらここにいる4人だけのひみつってことで!」
「うん…」
私たちは外が暗くなる前に家に帰ることになった。
翌日
あれから黒電話が気になって放課後にまたおばあちゃんの家に遊びに行った。
壊れていなければいいけど…。
私がおばあちゃんの家に入ろうとした時。
ジリリリリリリリリリリリリリリリ
ジリリリリリリリリリリリリリリリ
「はい、もしもし、佐藤ですけど」
黒電話特有のうるさい電話音が鳴った。
よかった…おばあちゃんの話し声も聞こえるから、電話は壊れていなかったみたい…。
私は安心したのと昨日の罪悪感もあって、おばあちゃんに顔を見せずに帰路についた。
その翌日、おばあちゃんは亡くなった。
発見者によると眠るように亡くなっていたみたいだ。
葬式が終わった後、おばあちゃんの家でお母さんたちが遺品整理をしている中、私たちいとこは集まって思い出話をしていた。
「ほんとうに、この家でたくさんできたね」
「たくさんおにごっこもしたね」
「けっきょくでんわをこわしちゃったこと、おばあちゃんにあやまれなかったね…」
「ん?あの電話こわれてなかったんじゃなかったっけ?」
「実は、おばあちゃんが僕たちが帰った後に電話が壊れたことに気づいて近くに住んでいる僕の母さんに話してたから、間違いないよ」
「え、でもおばあちゃんが亡くなる前に電話音とおばあちゃんの話声を聞いたけど…」
「えーぜったいうそだ!
わたし、おばあちゃんのでんわをこわしてママにおこられたもん!」
じゃあ…私が聞いたあの電話音は一体何?
怖い話「椅子取りゲーム」
「おーい!お前ら、放課後椅子取りゲームしようぜ!」
いきなり話しかけてきたのはクラス一の調子もの、A男だ。
「やだよー私たちもう高校生だからそんな年じゃないよ?」
嫌そうに反論するのが私、B子。
「どうやら今日する椅子取りゲームは俺らが知っているルールとは違うらしい」
いつも冷静だがやけにテンションが高いのはC介。
「いいじゃんいいじゃん、やってみようよ!」
そう言うのはムードメーカーのD美。
「はあーみんながそこまで乗り気なら仕方ない、いいよ」
やれやれ感を出しつつ私が返答する。
「やった、じゃあ放課後この教室集合な!」
「いやいや私たち全員同じクラスじゃん!」
そんな私たちの日常。
放課後
「それじゃー今から椅子取りゲームするから、とりあえず椅子4つ持ってきてー!」
「はあ?4人なのに椅子4個いる?」
「だーかーら!今回は俺らが知っているルールではしないから!」
「ちょっとーB子人の話聞いてたー?」
「あんたには言われたくない」
そんな会話をしながら教室の空きスペースに椅子が4つ用意される。
並べ方は普通の椅子取りゲームと同じみたいだ。
違うところと言えば人数分の椅子を使うこと…。
普通の椅子取りゲームは少なくとも参加者より1つ椅子が少ない状態で始め、音楽を流しながら椅子の周りを歩き止まった瞬間に椅子に座るというものだ。
そこで座れなかったものは脱落、原則最後の1人になるまでゲームが続くと言ったものだ。
「ここでゲームを始める前に架空の5人目を作ろうぜ!」
「はあ?今から?そんなのどうやって作るのよ」
「作ると言っても俺らが認識できる範囲で設定を考えるだけでいいみたいだな」
「C介やけに詳しいのね」
「昨日帰り道でA男から聞いたからな」
「そんなわけで、5人目は『E花』ちゃん!
黒髪でミディアムヘアで…とにかくかわいい子!」
「作ろうぜって言いつつA男が考えてるじゃん、しかもA男が好きそうな子」
「こう見えて俺、清楚系の女の子が好きなんだぜ!」
「はいはい」
メインは椅子取りゲームのはずなのに、こんな会話で時間を使う私たち。
「それじゃ、このアプリで椅子取りゲーム用のBGMを流すから止まったら座れよ!」
「最近のアプリは便利だな」
『それじゃあ~ミュージックスタート~!』
陽気なBGMが流れる、その間私たち4人は椅子を囲うように歩く。
いや、さっき5人目の設定を考えたから5人…なの…?
5人目の設定を考えるだけで特に何もしなかったけど、何が変わるのかしら。
そう考えていると、BGMが止まった。
私たちは急いで椅子に向かって走る。
「きゃっ!!」
私とA男とC介が椅子に座った瞬間、D美が何者かに押されたような動きをし、転んでしまった。
「ちょっと、何するのよー!」
「え、いや、俺ら椅子に座っただけでD美には何もしてないぞ…?」
「じゃあなんで私は椅子から離れた場所で転んでるのよーーーー!」
「え…もしかしてE花って子がここにいるの…?」
私は誰も座っていない椅子を指差して言う。
「いや、でも誰も座ってねーぞ?
D美がドジして転んだだけじゃねーの?」
「そんなわけないでしょー、もう楽しい椅子取りゲームのはずなのに最悪!
私帰るね!」
ムードメーカーのD美がご機嫌斜めになってしまったため、その場の流れで私たちも帰ることになった。
翌日
「今日D美休みかー珍しいなー?」
「昨日の件があってまだ怒っているのだろうか」
「いや、あの子は怒ることはあっても次の日にはケロッとしてるから違うと思うけどね」
私たちが心配すると担任と女子生徒が教室の中に入ってきた。
「あーいきなりだが転校生を紹介する、鈴木E花だ」
「E花です、よろしくおねがいします」
「席は…そうだな、A男の隣空いているからそこに座ってくれ」
E花…昨日A男が考えた椅子取りゲームの5人目の設定だ…。
私たちは奇妙な視線でE花を見る。
「こんにちはA男くん、同じクラスになれて光栄ね」
その言葉でクラス全体がざわつく。
「は?A男の知り合いだったの?」
「いいなー俺にも紹介してくれよー」
「いや、俺も初対面だけど…」
お調子者のA男も流石に怖くなったのか曇った表情で返答をする。
「ひどいなーA男くん、覚えてないってことはないでしょ?」
「だって昨日一緒に遊んだじゃん?」
小説は難しい
と言うわけで、俺の怖い話3作でした。
こうやって書いてみたけど、小説って難しいね。
文才がないからかなり苦戦したよ。
この話を読んで怖くないと思ったり、途中で読むのを辞めたりした人もいるでしょう。
でも、それでいいのです!
今回はとりあえず書き上げるのが俺の目標だったので。
少しずつ面白い物語を書けるといいね!
各自考察してみてください
ちなみにこの記事のゲンジオリジナル「こわいはなし」が元ネタだったりしますw
なのでこの部屋を作った俺の完全オリジナル、のはずです。
既存の怖い話があったら許して!
https://fantasystudy.com/game/happymori/cookie-genji-fauna/